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<しわに効く有効成分 コラーゲン>
原因や肌の大まかな仕組みがわかった所で次はしわ対策に有効とされている成分をいくつか書き出してみたいと思います。
・コラーゲン
「真皮」の項でもお話しましたが、
コラーゲンはいわば細胞を規則正しく並べているネット、というか入れ物?のような物。
このネットが大きさもバラバラ、いつ破れてしまうかわからないような
不安定なものでは、大事な水分、その他の付随する繊維や細胞を留めておく事はできません。
真皮層で作られているこれらの代謝が上手くいかなければ当然表皮にも影響がでます。
美肌はおろか、しわを修復していく機能にも期待はできませんよね。
<しわに効く有効成分 エラスチン>
・エラスチン
エラスチンは「弾力繊維」とも呼ばれます。
支柱であるコラーゲンに絡まるように張り巡らされており、
押しても戻る、いわばバネのような役割でしょうか。
エラスチンの生成が健康に行われる事が、肌に弾力をもたらす一つの大事な要素です。
しわの原因は乾燥や紫外線等、先にも挙げた通りですが
その他にも加齢によってこれらの繊維がだんだんに衰えた上、
傷ついた繊維が蓄積される事でもできると言われています。
<しわに効く有効成分 ヒアルロン酸>
・ヒアルロン酸
真皮層にあり、コラーゲン・エラスチン等の繊維に守られるように存在する、
いわば水を蓄えておくダムのような組織です。
わずか1gで6リットルもの水分を溜め込む事ができると言われています。
このダムがいつも豊かに水をたたえて潤っている事が、健康でしわの少ない、若い肌の秘訣。
当然水をためるダムが損傷を受けていたり、ダム自体の貯水能力が衰えていたりすると
いくら外から与えてもあまり効果は得られません。
真皮層がすでに砂漠状態では、そこから押し上げられる表皮も美しい状態とは言えませんね。
<しわに効く有効成分 セラミド>
・セラミド
こちらは表皮の角質層にある成分です。
角質層の細胞の間を埋める脂質の約半分がこのセラミドです。
水分が逃げないようにフタのような役割をしてくれます。
このセラミドが足りないと、いくら水を与えてあげてもせっかくの水分がどんどん蒸発して抜けてしまいます。
また角質層において、外部からの刺激や異物の侵入などを防ぐバリアの役割をも果たしています。
セラミド不足の原因には、もちろん加齢もありますが、
気候や環境の変化によっても、とても左右される成分です。
「冬になると乾燥がひどくなる」などの例は、
明らかにセラミドが不足しているせいと言えるでしょう。
乾燥した砂漠にピシピシと亀裂が・・・。
お肌の上ならすなわちそれは「しわ」ですね。
<しわに効く有効成分 プラセンタ>
・プラセンタ
プラセンタとは胎盤の事です。
お母さんと赤ちゃんをつなぐ、あの胎盤ですね。
臓器の機能がまだ十分でない胎児のために、機能の一部を代行する臓器です。
人間に必要なタンパク質、脂質、糖質の3大栄養素をはじめ、
ミネラル、ビタミン、酵素、核酸など多彩な栄養素を成分としています。
当然体に良い事は想像できますが、「しわ」にはどんな効果をもたらすのでしょう?
まず表皮部分の水分不足が原因による小ジワなどへは角質層のなかの水分、皮脂、天然保湿因子の
バランスを整えることで小ジワを目立たなくする事が期待できます。
また真皮層、肌が作られる基盤へはプラセンタに含まれる「線維芽細胞増殖因子」が働きかけます。
線維芽細胞の増殖を促し、修復・再生を活発にさせる事で
コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成量が増加・供給され新陳代謝が活発になります。
よって肌の柔軟性や弾力性を再び取り戻す効果が期待できます。
<しわに効く有効成分 ビタミンC>
・ビタミンC
ビタミンCが美肌に不可欠なのは皆さんご存知かと思います。
よく言われる美白成分のほかにも、抗酸化成分やコラーゲン増加作用など、
しわの少ない美肌を作るにはとても頼もしいビタミンであると言えます。
ビタミンCが肌、ひいては体に良い事は昔から言われてきましたが、
とても壊れやすい成分である為、より体に取り入れやすい形が研究されてもきました。
今では壊れにくく浸透しやすい「ビタミンC誘導体」
高濃度のまま安定化された「高濃度安定型ビタミンC」などがあり、
それらはサプリメントや基礎化粧品、エステなどにもどんどん応用されています。
<しわに効く有効成分 レチノール>
ビタミンAの事です。
ビタミンA は角質層の保湿性向上、表皮細胞の保護等に有効です。
不足すると、皮膚細胞の角質化不全が起こり、乾燥肌になったり、
抵抗力が弱まり細菌感染を起こしやすくなったりしてしまいます。
また最近の研究で、活性酸素除去作用、加齢によるしわの改善にも効果が期待できることがわかってきました。
表皮細胞の増殖を促したり、線維芽細胞を活性化させる働きがあるともいわれています。
<しわに効く有効成分 レチノイン酸>
実は前述のレチノールの美肌効果を有名にした影には、この「レチノイン酸」の存在があります。
元は重傷のニキビ治療薬としてレチノイン酸が皮膚科で使われた事にあります。
その結果ニキビに効果的なだけでなく、シワが浅くなる、皮膚が若返ったなどの効果がみられた為、
皮膚科医の間で広まったのがきっかけです。
その後レチノイン酸を主成分とした保湿クリームなども作られたのですが
刺激や副作用も強くあった為、これはあくまでも「医師が処方する薬」であり、
一般的に流通はしませんでした。
その為、同じビタミンAの効能を持ち合わせ、作用はレチノイン酸より少なくとも、
副作用もなく化粧品成分として配合が可能なレチノールが様々な形で出回るようになったのです。
レチノイン酸そのものの薬の効能としては、表皮の細胞分裂を早めて、ターンオーバーを促します。
表皮のヒアルロン酸の成分を増やしたり、真皮層に働きかけコラーゲンを活性化させる作用等もあります。
当然しわの予防改善にも効果を発揮するという訳です。
<しわに効く有効成分 ビタミンE>
ビタミンCと共に、抗酸化作用を持つビタミンです。
美肌、加齢によるしわの予防にビタミンEというのは、結構昔から有名ですね。
体内での代表的な抗酸化作用は、ビタミンC・ビタミンE・グルタチオン・
コエンザイムQ10が協働して行いますが、
その中でもビタミンEは特に、肌の活性化に優れているといわれています。
<しわに効く有効成分 ビタミンB群>
吹き出物や口内炎にビタミンB群の摂取が有効な事は有名ですね。
代謝と神経のビタミンとも言われています。
美肌を作る上で不可欠なビタミンは、肌自体の代謝を内側から高める事で、
もちろんしわへも、その効果を発揮します。
一部は食事などによって体内に取り入れた炭水化物や脂肪を、
エネルギーとして速やかに利用できるようにする代謝の過程で必要な補酵素として働きます。
また一部はタンパク質の代謝へも使われます。
ここでは「B群」という呼び方をしましたが、
主にビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、
葉酸の8種類を指します。
<しわに効く有効成分 アミノ酸>
少し話が前後しますが、先のコラーゲンやエラスチンの原料にもなる成分です。
ターンオーバーを円滑にする事はもちろん、健康なお肌を作る為の様々な効果を持っています。
コラーゲンやエラスチンを作り、ターンオーバーをスムーズにする事で
もちろんしわへもアプローチしていきます。
肌本来が持っている天然の保湿成分です。
<しわに効く有効成分 イソフラボン>
豆乳が大流行した時期がありました。
植物性で、女性ホルモンにとても似た働きをする事がわかっています。
先に挙げた通り、ホルモンバランスの崩れはターンオーバーを乱し、
加齢をより進行させてしまいます。
乱れ始めたホルモンバランスを、イソフラボンでカバーできれば、
しわの改善などへも効果が期待できますね。
<しわに効く有効成分 カイネチン>
もともとは植物の成長ホルモンの一種で、植物の芽の発育を促す成分です。
葉の老化を抑える働きがある成分としても知られていたのですが、
なんと人体でも生成されている事がわかりました。
葉の老化を抑える成分→人間の体も老化を抑えられる?
細胞を活性酸素から守る働きがあることがわかりました。
真皮の細胞の寿命を伸ばし、しわの軽減や改善に効果が高いと言われています。
<しわに効く有効成分 αリポ酸>
生体の全ての細胞に微量に存在する補酵素の一種です。
又の名をチオクト酸ともいいます。
活性酸素の除去、還元に大きな役割を果たすと共に、
特に肌の老化防止へは、たんぱく質の糖化を防ぐ事でその効果を発揮します。
体液中の糖分が過剰になると、コラーゲンなどのたんぱく質を糖化変性してしまいます。
これが肌の弾力低下、また老化の一因と考えられている為、
その糖化変性を防ぐ作用のあるαリポ酸が注目されているのです。
老化の原因を取り去る事でしわの改善へアプローチしていきます。
<しわに効く有効成分 亜鉛>
体内にある微量元素、ミネラル、DNAやRNA、酵素などの構成成分の一つです。
新陳代謝、成長に欠かせない存在といえるでしょう。
新陳代謝を促す事はもちろん、抗酸化作用、免疫力の向上など、様々な作用を持っています。
不足すると抜け毛や皮膚炎の原因にもなります。
もともと食品からの摂取については吸収率はあまり高くはありません。
また、体内へ蓄えておく事ができない為、サプリメントなどを上手に活用するのも一案ですね。
新陳代謝を促し、抗酸化作用、免疫力の向上といえば、しわにも有効である事は間違いありません。
<しわに効く有効成分 核酸>
核酸とはDNA、RNAの事ですが、そう聞くと「遺伝子と何の関係が?」という気もしますね。
全ての細胞の細胞核に存在し、細胞の分裂、生成、新陳代謝などに利用されます。
新陳代謝がスムーズに行われる事は、イコール肌のターンオーバーへも影響します。
ターンオーバーが円滑である事がしわの改善にも有効なのは、何回もご説明している通りです。
主に肝臓で、摂取した食品中の核酸を再利用して合成されますが、
その合成量は年齢とともに減少していきます。
サプリメントなどで補給する事が可能ですが
プリン体を含んでいる為、通風や高尿酸血症の方は注意が必要です。
<しわに効く有効成分 OPC>
活性酸素は体を錆びさせてしまうと言われています。
それを防ぐのが「抗酸化作用」を持つ色々な成分です。
抗酸化成分といえばカテキンやポリフェノールが有名ではないでしょうか。
こちらOPCも抗酸化作用を持つ植物性のビタミンですが、その抗酸化力はビタミンEの50倍、
ビタミンCの6倍とも言われます。
体の酸化を防いで、加齢によるしわへの効果を発揮します。
<しわに効く有効成分 コエンザイムQ10>
コエンザイムQ10が配合された商品は、いまや至る所で見かけますね。
そもそもは体内で生成される抗酸化作用をもつ物質の一種で、
役割としてはOPCとも重なります。
活性酸素と戦うビタミンC、ビタミンEは共に酸化すると役な立たなくなってしまいますが、
それらをもう一度戦えるよう、電子を供給する栄養素がコエンザイムQ10です。
ビタミンCやビタミンEを積極的に採った上、それをより効率的に活かす為に
非常に有効な栄養素といえると思います。
コエンザイムQ10は25歳をピークに減少していきます。
年齢と共に減っていくそれらの補充をしていくことで、
体の酸化を防ぎ、美肌、しわの改善への効果が期待できるのです。
<しわに効く有効成分 グルタチオン>
正式名称「グルタチオンペルオキシダーゼ」は前述にもある通り、
体内の抗酸化物質の一つです。
抗酸化物質、と一口に言っても、その作用の仕方は様々で
グルタチオンは主に、発生した活性酸素を無害化する為に使われています。
また、「活性酸素」にもいくつかの種類があり、グルタチオンはその中でも
主に過酸化水素を水に還元する効果があります。
グルタチオンは主に肝臓で生成されますが、その合成量はシステインにより左右されます。
システインを補給する事で、グルタチオンの生成を促す事ができます。
活性酸素を無害化→体の酸化を防ぐ→老化防止→加齢によるしわの軽減、となる訳です。
<しわに効く有効成分 セレン>
又の名をセレニウムともいいます。
体のあらゆる組織に存在する微量元素です。
また、前述のグルタチオンの構成成分の一つでもあります。
もちろんセレン自体にも抗酸化作用があります。
また、ビタミンEと協働でその効果はより高まります。
よってしわの軽減にも効果を発揮します。
通常の食事から摂取されますが、サプリメントなども販売されています。
ただ、逆に摂り過ぎると吹き出物や抜け毛などの原因にもなりますので
摂取のしすぎには注意しましょう。
<しわと紫外線 紫外線散乱剤>
「有効成分」という訳ではありませんが、しわを作る大きな要因、
紫外線からお肌を守ってくれるという意味でこちらに分類させていただきました。
先にも挙げましたが、日焼け止めの成分には二種類の主な作用があります。
紫外線散乱剤とは紫外線をはねかえす成分のこと。
「酸化チタン」や「酸化亜鉛」がそれにあたります。
<しわと紫外線 紫外線吸収剤>
こちらははねかえすのではなく、吸収してしまう成分。
日焼け止めとして塗られた成分が、一度紫外線を吸収します。
すると科学変化をもって有害な紫外線を熱エネルギーに変えてしまうのです。
紫外線A波(UVA)には「メキゾリルSX」、
B波(UVB)には「オキシベンゾン」が主な成分です。
先にも挙げました通り、日焼け止めはどうしても肌に負担がかかってしまいます。
肌の弱い方でしたら前出の「紫外線散乱剤」の方がより負担は少なくて済みます。
「吸収剤無配合」「ノンケミカル」などの表示のある製品を選ぶ事もお勧めです。
紫外線予防は美肌はもちろん、これ以上目立つしわを増やさない為にも
とても有効な手段であると言えます。